家族のケガを手当てする機会があったので、本人の許可を得て投稿します。
※ クライアントさまの症例をブログに投稿することはありませんのでご安心ください。
70cmほどの踏み台から落ちて腰を強打したケース。
「ケガした日にアーニカを2回、昨日も1回とったがまったく効かない。
4日目になるのに改善の兆しがない」と連絡がありました。
ケガの状態
本人と30分ほど話してわかったこと👇
ケガ以来お通じがないというのはかなり心配です。
今日中にお通じがなければ、念のため病院で診てもらうことを勧めました。
(レントゲンやMRIで、どこがどのように損傷しているのかがわかるとすごく参考になるんです)
その上でレメディを探します。
提案したレメディ
レパートリー(辞典)や文献で調べると、ケガ以来お通じがないという症状があるレメディはArnicaとRutaだけ。
Arnicaはすでに試して効かなかったということですし、便秘以外の症状でArnicaを示すものもないので、Rutaのみ検討します。
Rutaは骨の表面(骨膜)や腱・靭帯に親和性のあるレメディで、動きたい気分や尾骨の痛みもカバーしています。ただ、「キリで突き刺されているようなチクチクした痛み」が合わないんですよね…
とはいえ、
① ケガ以来便秘&動きたいという重要な症状2つをカバーしている
② 骨膜に親和性がある
のは強い!
というわけで、Rutaを1粒摂ってもらい、2時間後に様子を知らせてもらうことにしました。
2時間後。
「何も変化ない。お通じもないし痛いままだけど?」との連絡。
作戦変更
手持ちの文献をもう一度総ざらいしてみたのですが、ケガとお通じの関係に言及されているレメディは他には見当たりません。
この症状を手がかりにすることはできなさそうなので作戦変更。
尾骨にビリビリした痛みもあるし、排便に関わる神経が影響している可能性を考え、骨盤周辺の神経に親和性があるレメディを重点的に検討してみることにしました。
神経や尾骨が関係するケガといえばHypericumですが、今回の主訴は骨自体の痛みだし、動きたがっている点も合いません。
Bellis perennis🌼も尾骨のケガでは外せないレメディ。
深部軟部組織へのダメージによく使われ、骨の痛みという印象はあまりないのですが、とにかく動きたい衝動や起き上がる動作で痛む点をカバーしているので有力候補です🧐
骨の痛みや便秘があるか文献で確認してみると、転倒後、受傷した部分の骨にチクチク刺されるような痛みがあった症例を発見🔍
Bellis perennisの別名はbone flowerで、古くから骨折の回復を助ける植物として知られているそうです。実際に骨形成を促進する働きがあるという研究結果もありました。
どの本でも便秘について一言も触れられていない点は非常に引っかかりましたが、それ以外の症状は網羅しているので、Bellis perennis 30cを1粒とってもらいました。
2時間後に電話があり、お通じがあっただけでなく痛みも格段に良くなってきていると明るい声😊
よかったーー!
それ以降、お通じは通常ペースに戻ったとのこと。
その後の経過
その後3日かけて、痛みはほとんど気にならない程度まで落ち着きました。
その時点で普通に起き上がれるようになっていたので大丈夫そうではありましたが、骨折や骨挫傷の可能性も考え、念のためカイロプラクティックの先生にもみていただきました。
そのおかげもあって、その後も特に問題はありません。



