ホメオパシーではどんなことに注目してレメディを選ぶのか、インドのJayesh先生が症例を使ってわかりやすく説明してくださっている動画を見つけたので紹介します。
jayesh先生の症例
2歳半くらいの男の子。
4日間ずっと嘔吐・下痢がおさまらないとのことで、病院ではすぐに入院が必要と言われたそうです。
まだ小さいから点滴とか怖いだろうなって心配されたご両親がJayesh先生に相談され、夜11時に先生のクリニックに来られました。
ちなみに翌朝になってからロタウイルスの検査に出したところ、陽性だったとのこと。
ご両親が説明している間、先生が男の子を観察していると、横になりながらずっと唇を細かく動かしています。
「何してるんですか?」とお母さんに聞くと、「2日くらい前からずっとこうやってハミングしてるんですよ」とのこと。童謡か何かをずっとハミングしているようです。
ご両親とのお話で、男の子がずっと抱っこしてゆらゆらされたがっていること、アイスクリームを食べたがっていること、寝ている間は嘔吐や下痢がおさまっていることもわかりました。
先生がピックアップされた症状
これらの情報をもとに重要な症状をピックアップしていくのですが、先生がレメディを選ぶのに使った症状は下の4つです👇
その結果、Phosphorus(フォスフォラス)というレメディが4つすべての症状をカバーしていることがわかりました。
男の子はPhosphorusを1粒その場でとり、おうちに着くころにはもう大丈夫だったそうです。嘔吐も下痢もなくなり、すっかりよくなったとのこと。
西洋医学との違い
西洋医学では、水様性の下痢や飲食ができないことなど、嘔吐・下痢の人に共通してみられる症状をもとに診断されるんじゃないかと思います。
ホメオパシーの視点はそれとは逆で、嘔吐や下痢とは関係がなさそうに思える「ハミングしている」や「アイスクリームを食べたがる」みたいな、その子ならではのユニークな特徴がとっても重要です。
西洋医学の医師は、下痢や感染症、細菌に由来するものに興味があります。
私たちは「あなた」に由来するものを理解しようとしています。というのも、ホメオパスが手当てしているのは下痢ではなく、「あなた」だからです。
ー Dr Jayesh Shah
ホメオパシーでは嘔吐・下痢の症状がある人が10人いたとして、「嘔吐・下痢の人が10人」っていうふうには見ないんですね。
その状態をどんなふうに経験しているだろう?という視点から、その人ならではの経験を教えてもらうのですが、その中でも特に大切なのが、Strange, Rare and Peculiar(普通じゃない・めったにない・その人特有の特徴)です。
頭文字をとって「SRP」と呼びますが、そういうSRPな特徴が見つかると、その方にぴったりのレメディが見つかりやすくなります。
たとえばタンポポを誰かに説明したいとして、「春のお花」や「黄色のお花」っていう特徴だけだと、菜の花やミモザも当てはまりますね。
でも「綿毛になる」っていう情報を加えたら、「その特徴はもう完全にタンポポやがな!」(ミルクボーイ風)ってなりません?
そんな感じで、その人をほかの似たような人と決定的に区別する特徴があると、候補となるレメディを一気に絞ることができます🎯






